認知機能への効果を検証

1970.01.01

スクエアステップには転倒予防に大きな効果があることが確認されていますが、認知機能への効果についてはこれまで検証されていませんでした。

そこで筑波大学大学院の大藏倫博・准教授らは、認知機能に及ぼすスクエアステップの効果を次のように検証しました。
■56名の高齢者(平均年齢71.6歳)を対象
■スクエアステップを週1回のペースで11回実施
■ファイブ・コグという認知機能テストを前後で実施

すると、次のような効果が得られました。
■認知機能テストのスコアが、統計学的に有意に向上。
■脚進展力や手指の巧緻性、全身反応時間といった身体機能も、統計学的に有意に向上

つまり、スクエアステップをおこなうことで、認知機能と身体機能を同時に向上させる可能性が示されました

これらの結果は日本認知症ケア学会誌という学術雑誌に掲載されました。

論文のタイトルは
新転倒・認知症予防プログラムが地域在住高齢者の認知・身体機能に及ぼす影響;脳機能賦活を意図した「スクエアステップ」エクササイズの検討
です。

これからも引き続き、効果を検証していく予定です。



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