2024年05月のニュース

2024年5月のニュースをお伝えします。

■5/1(水)、ドイツのブレーマーハーフェンの病院で実施されたスクエアステップの研究結果が4/10にオンライン公開されました(こちら)。この研究では、「ドイツで実施されている従来からの理学療法プログラム」と「スクエアステップ」とで効果に差があるかを検証しました。骨折などで入院している高齢者58名が、いずれかのプログラムに無作為に割り付けられ、入院期間中に運動しました。そして、退院時に体力や歩行機能を測定しました。その結果、スクエアステップは理学療法プログラムと同じくらいの効果をもたらすことが分かりました。特に、椅子からの立ち上がりの結果はスクエアステップで優れていました。このことから、スクエアステップは、従来のプログラムの代わりになり得ることが示されました。

■5/12(日)、ブラジルの共同研究者のフェリペから連絡がありました。この連絡が来る前に、こちらからブラジルでの洪水による被害について尋ねたところでした。どうやら彼の大学(UFCSPA)周辺地域である Porto Alegre は大きな被害を被ったようです(BBCにリンク)。ある場所では5.45 m も水が溜まったそうです。このような被害があるため、研究はしばらく中断するとのことです。ご無事を、そして復興を祈ります。

■5/23(木)、愛知県長久手市で初めてリーダーを養成しました。全部で21名が認定されました。これからの活躍を祈念します。

■5/29(水)、8月にメキシコに行くことが決まりました。IMSSというメキシコの social security 組織の研究者からの招待です。前回訪問したのは2019年の8月でコロナ前でしたので、実に5年ぶりとなります。この5年間は研究についてメールでやりとりしていましたが、やっと現地入りして教室を見たり研究者と議論したりできます。