2024年07月のニュース
2024年7月のニュースをお伝えします。
■7/1(月)、Stepping Towards Health: A Scoping Review of Square-Stepping Exercise Protocols and Outcomes in Older Adults というタイトルの論文が、 BMC Geriatrics に掲載されましたリンクはこちら。この論文は、アメリカ・イリノイ大学に勤めているエメルソンの研究室の院生が中心となってまとめたものです。エメルソンの研究テーマである硬化症患者に対してスクエアステップを適用するにあたり、関連論文の知見がまとめることになりました。この院生の今後の研究がうまく進むことを祈ります。なお、エメルソンはもともとブラジルの大学に所属しており、その時の指導教員(ゴビさん)の研究室に在籍していたときに会ったのが私との繋がりのきっかけでした。エメルソンは大学卒業後、イリノイ大学の大学院に進み、博士号を取得した後、他の大学で数年勤め、今はイリノイ大学に戻っています。
■7/3(水)、ヨーロッパスポーツ科学学会(ECSS)で鹿屋体育大学の内田助教が、鹿児島県鹿屋市で実施した、デイサービス高齢者向けスクエアステップの効果についてポスター発表しました。効果は精神的な面に特に現れ、仲間とステップする楽しさや、難しいパターンへのチャレンジ意欲の増加などが得られました。ドイツのオルデンブルグ大学の研究者たちとも交流し、今後の研究案について議論することもできました。
■7/4(木)、メキシコのロージーが介入研究を終え、良い結果が得られたと連絡してくれました。スクエアステップをする群とそうでないグループとの比較研究です。それぞれの群で、一定の効果が見られたそうです。現在、詳細に分析しているところです。近いうちに発表できると思います。