2022年02月のニュース

1970.01.01

2022年02月のニュースをお伝えします。

○2月4日(金)、カナダ・トロントのシャロンさんから問い合わせがありました。高齢の女性で、研究者ではありません。「トロントのどこかでスクエアステップ教室は開かれていますか」という内容でした。カナダの別の地域で開催していると思うのですが、残念ながらトロントではまだ無いと返信しました。

○2月7日(月)、デンマークの研究者たちが高齢者の転倒や骨折に関するシステマティック・リビュー&メタ解析の結果を発表しました。この中で、スクエアステップは gait adaptability training(歩行の融通性・順応性を高めるトレーニング)として認められています。スクエアステップ以外のトレーニングの効果もひっくるめると、運動は転倒数を減らし、転倒による骨折も減らす可能性を秘めていると結論づけられています。

○2月9日(水)、ドイツ支部から昨年の活動報告が提出されました。それによると指導員が24名、新規に認定されました。この中には、ドイツ語圏であるスイスの Zurzach で開かれた講習会で認定された人たちも含まれています。これでトータルで39名となりました。2022年には4月から10月にかけて、6回、講習会を開催することを計画しています。具体的な場所は以下の通りです:ハノーファー(Hannover)、ライプツィヒ(Leipzig)、ルートヴィヒスブルク(Ludwigsburg)、フライブルク(Freiburg)、そしてスイスのバート・ツルツァッハ(Bad Zurzach)。また3月にはドイツ最大の「健康&セラピーフェア」でスクエアステップをライプツィヒで紹介するそうです。

○2月16日(水)、ドイツのメンバー5名と笹井浩行先生(東京都健康長寿医療センター研究所)、そして重松がオンライン会議にて、来年度から始まる日独共同研究の方法について話しました。私からは質的研究の方法を提案しました。ドイツからは再来年度に大きな研究助成に挑戦することを見据え、来年度の研究のあり方を考えていきたいと言うことでした。笹井先生には私の補佐に加わっていただいた上に、ドイツ研究者の来日時の研究所案内も申し出てくださり、感謝でした。

○2月21日(月)、メキシコのロージーから3点、連絡がありました。まず、昨年末に測定が終わり、今は効果を検証しているとのこと。次に、彼女の自宅の近所に住んでいる高齢者たちにスクエアステップを教えているとのこと。最後に、彼女はフランス大使館の招待を受け、フランスに3か月間、研究のために滞在するそうです。フランスの研究者たちとは以前にコンタクトがありましたが、途絶えてしまっています。ロージーの渡仏を機に、フランスでも研究が進むことを祈念しています。

○2月26日(土)、滋賀県東近江市のスクエアステップ・リーダーとそれを補助する指導員50名ほどにフォローアップ研修会を開催しました。コロナバージョンでのやり方の提案、最近の研究知見の紹介、新しいパターンの紹介と実技、そして参加者間での意見交換と盛りだくさんの研修会でした。今は活動を自粛しているサロンが多いようですが、参加者さんたちと話し合いながら少しずつ再開していってもらえたらと思います。



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