２０２２年０６月のニュース

２０２２年０６月のニュースをお伝えします。

○6月1日（水）、理事の重松がカナダの研究者と一緒になってスクエアステップの効果を2016年に報告しました。その報告が JAMA Network Open という著名な雑誌にリビューとして引用されました。そのリビューではスクエアステップによる認知機能への効果が着目され、リビューの結論としては「脳トレ、人との交流、心身充実（運動含む）、音楽、栄養、学習・教育といった内容を複合的に取り組むことで認知機能が高まる」というものでした。スクエアステップも効果的な運動として認められていました。

○6月15日（水）、イランのイスファハン大学の院生さんが修士論文を元にした投稿論文を仕上げました。この研究に以前より携わってきていたのですが、ようやく日の目を見ることができそうです。筆頭著者は2019年の5～7月にかけて連絡があった院生の１人です。

○6月16日（木）、香港のフォンさんから連絡があり、現在、香港でのスクエアステップの展開に関してより良い方法があるかを模索する調査を実施したいとのことでした。香港で指導員を養成し始めてから数年が経ち、教室を安定して運営できるようになってきた一方で、コロナのために活動が停滞していることが調査の発端です。フォンさんが中心となって、指導員たちに聞き取り調査を実施しているとのことです。

○6月23日（木）、キプロス在住の博士課程の大学院生さんがスクエアステップを高齢者に適用し、転倒恐怖感とバランスへの効果を検討したいと連絡がありました。できる範囲で協力していきたいと考えています。この院生さんはトルコの大学院で勉強しているようです。